知ろまい
山本芳翠(やまもとほうすい)
1850年(嘉永3年)7月、明智町で生まれた洋画家。
伊藤博文などの肖像画が著名で、日本洋画の父と呼ばれる。
幼少期から絵が好きで、寺子屋安住寺で象先和尚に学んだ。
15歳の時に北斎漫画を手に入れて感銘し、絵の道を志した。
1878年(明治11年)、パリ万国博覧会を機にフランスに留学、絵画技法を学んだ。
1887年(明治20年)に帰国し、版画家合田清とともに画塾「生功館」を主宰。
1894年(明治27年)に黒田清輝がフランスから帰国すると、黒田が結成した白馬会に参加した。
代表作に「裸婦」(1880年ごろ)、「浦島図」(1895年ごろ)がある。
アカデミックな画風で、フランスで本格的に修得した画法を黒田に先だって日本に伝え、多くの洋画家を育てた功績は大きい。
1906年(明治39年)、56歳で没。
(「えな100選」より)
絵画展示場所:【大正ロマン館】
岐阜県恵那市明智町1304番地1
*中央自動車道「瑞浪IC」又は「恵那IC」から車で約30分
*明知鉄道 明智駅より徒歩10分