12月・1月の大正村情報

皆さんこんにちは。

今年も早いもので残すところ一月余りとなりました。

秋も陽気も次第に冬へと変わり、年末の雰囲気になって参りました。

大正村情報は、今年最後の更新となります。

年末年始は休館日が御座います。

下記ご覧ください。

 

 

●大正村冬季営業時間のお知らせ

12月15日から2月29日まで日本大正村の開館時間が下記のように変わります。

ご迷惑をおかけしますがどうかよろしくお願いいたします。

開館時間:10:00~16:00

 

●日本大正村年末年始の休館について

日本大正村の全ての施設は下記のとおり休館します。

ご迷惑をお掛けしますが、何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。

〇休館日:令和5年12月29日(金)~令和6年1月3日(水)

〇大正村施設:大正村観光案内所・大正ロマン館・大正村資料館・大正時代館・大正村司葉子記念館・大正村役場・旧三宅家

※休館に伴い矢絣レンタルもお休みとさせて頂きます。

 

●ロマン館のみクロス替えのため休館
2023年12月25日 – 2024年2月24日

●大正村所蔵品展「山本芳翠と弟子北蓮蔵作品展」開催(R5年12月24日まで)

山本芳翠は岐阜県恵那市明智町野志の出身で、郷土の偉人として大正村は永年顕彰しています。

平成26年、岐阜県美術館が所蔵する代表作「裸婦」が国の重要文化財に指定されたことは、郷土の誇りであり、大変喜ばしいことです。

山本芳翠は単に作品の価値にとどまらず、日本での西洋画認知に果たした役割に注目が向けられています。

日本のすべてが西洋化する中、芳翠は本格的西洋画を学ぶため、フランスに渡りました。

フランス留学から帰った芳翠を待ち受けていたのは、西洋画排斥の強烈な動きでした。それに屈することなく、芳翠は画塾を開き、画家の結集を図って日本洋画の基礎を築いたといわれています。

山本芳翠の作品は、岐阜県恵那市で収蔵しており、その管理は公益財団法人日本大正村で行っています。

岐阜県美術館では、来年9月下旬から12月にかけて開催される国民文化祭の一環として「山本芳翠が生きた時代(仮)」と題した特別企画展が開催されます。

今回は、その特別企画展に貸し出す恵那市所蔵の作品の複製画を展示することになりました。

今回の展示会の見どころは、約1年かけて描いた「十二支の図」です。朝の連続テレビ小説「らんまん」に登場した三菱の岩崎弥之助が芳翠に明治24年に依頼したものです。

完成した十二支の作品は素晴らしいものです。初期に描かれた「卯」・辰」の2作品はいずれも関東大震災で消滅してしまい現存していません。

現在、「卯」・「辰」を除く10点が、三菱重工業長崎造船所に所蔵されています。

今回の展示は、限られた点数の複製画ですが、それらの所蔵作品のを通して、山本芳翠の偉業を広く伝えていきたいと考えます。

令和4年には、山本芳翠画伯のまんが本をB&G財団からの助成を受けて恵那市が作成し、販売も行っています。

又、山本芳翠の紙芝居も完成して小中学生や恵那市民を通して幅広く活用しています。

今回の展示作品展は、山本芳翠直系の弟子である北蓮蔵作品も同時に紹介します。